自然界は、原子を単位とした組み合わせによって構成され、私たちの身体も原子の集合として成立しています。その原子においては安定している性質のものと不安定な性質をもつものがあり、不安定な原子は安定的な状態へ変化する際に放射線をを放出します。その放出期間やエネルギー量は原子によって様々であり、そのエネルギーの度合や環境的条件で身体機能の低下や遺伝子の損傷など悪影響を及ぼす恐れがあります。恍焉では放射性物質が安定化するために必要な時間的尺度を超越することによって、放射能の影響を超克することができます。身体としての物質を伴いながら、時間を超克する意識体は、物質的存在としての制限を超えて、よりエネルギー透過性と自在性に富んだ霊的主体としての表現力を獲得することができます。時間的超克により、やがて経過する終焉を迎えた宇宙物質界へと遷移することで、放射性物質を含む動的エネルギーシステムが一巡した後の安定化された世界を現在に再現することができます。