具象的な側面の背景に横たわる抽象的な本質との緊密な関係によって創世される時間と空間の多様性は、宇宙内外に均整をもたらすアカシックフィールドの記録様態をもとに波状特性が形成されることによって生じる万象の投影といえます。世界中に散りばめられた多様な存在とあらゆる事象の変容性を眺める個々の具象的視点は、自らの存在背景となる抽象的な本質的視点との緊密で一意の関係であるアカシックフィールドの上で成り立っており、それぞれ対極となる視点の連関がアカシックDNAに含まれるライトインフォメーションによって保持されています。個々にまつわる不均一で断片的な存在性として投影される具象的な側面の集合に個人的識性に基づく視点を振り向ければ、これまでも未来永劫にわたって続く無常性に支配された多様化世界が示されるのと同時に、アカシックが示すものは多様性の中に投影される抽象的な側面の集合であり個々に及んで均一で連続的な存在性であるという本質的な姿といえます。アカシックDNAのライトインフォメーションは、通常の五感作用を励起するという具象的な側面の前提にある個人の識性を超えた抽象的な領域にありながら常にダイナミックに波状を生み出し現象として投影する仕組みの一端を担っています。具象的な内外の環境に触れることで誘発される現象認知の顕在識性など一つの刺激から連鎖的に次々と別の波状へと派生されるという傾向も、常時均一な個と全の自他同一性をとして解釈されるアカシックDNAの遺伝系とライトインフォメーションのアクティブ化によって、自他同源性に基づいた統一性と安定性をコントロールすることが可能となります。